How’s goin guys, it’s Koshin (@k__gx88)
オーストラリアでのワーキングホリデーから帰国して早いもので1年が経ちました。
3月には大学を卒業し、来たる4月からはいよいよ社会人となります。
さて、海外に移って生活する人の多くは、現状に漠然とした危機感を抱えている人が多いと思います。
目的や理由は違えど「自分の中の何かを変えたい」が故に日本を飛び出す。
僕自身もその内の1人でした。
そんな今回は、僕自身が10ヶ月の間で「ここが変わったな」と感じた5つの事柄を紹介します!
Get Ready⇨
1. 「個の力」というアイデンティティ
By Pixabay
外国人にとっては、
「polite・hardworking」
「shy・no book」
という日本人のイメージ。
海外にて「礼儀正しく・勤勉」であることは間違い無く賞賛されますし、カフェ・レストランなどで働く人にとってはチップの額が増えると思います。
しかし、横並びの環境で育ってきた我々にとって、「シャイ・自己表現が薄い」という習性を変えるのは、こと英語を使用する海外では容易ではないでしょう。
さて、英語は単なるコミュニケーションのツールということを肌で感じた僕は、何が何でも自分の意思を伝えるべく身振り手振り励みました。
『シャイ・自己表現が薄いという面を補えば、日本人めっちゃ良いヤツやん』という考えに至った僕は、五月蝿いくらいに人に話し掛けました。電車で横に座る人、カフェで近くにいた人、ビーチで横になっている人といったように。そこで得たことは、「日本人らしさ」というステレオタイプの考え方です。
本当の意味での異文化理解とは、1人の人間としてのコミュニケーションであることに気付かされました。
「異文化理解力」=「日本の常識を捨て、外国のカルチャーを理解すること」という定義ではないと感じます。
対面した相手との会話の中で、好みや癖・ユーモアを知り、その上で「自分という個」を表現することが重要であると考えます。
日本人である僕等にも言えますが、外国人でも各々で異なった習慣を持っていることから、「*人の文化」という偏った考えは錯誤かもしれません。
2. やらない慈善⇨やる偽善?
By Pixabay
以前、「マイノリティ」に関する記事を書きました。
「What Would You Do?」というabc放送が制作する人のモラルを問うドッキリ番組を紹介しつつ、LGBT問題、とりわけ「一橋大学アウティング事件」に触れました。
気になる方はチェック⬇︎
さて、オーストラリアに行く前の生活を俯瞰した際、いわゆる社会的弱者に触れる機会は少なかったです。用語を知り、NHKなどの映像によって視覚的に捉えたとしても、実感は微々たるものでした。
しかし、アデレードでは職を持たない原住民族・アボリジニ、ゴールドコーストではホームレスやストリートチルドレンといった多くの被支援者を見ました。反対に、そんな彼らに手を差し伸べる多くのローカルも見かけました。同じ街に住む1人の人間としての権利を尊重する姿を間近で感じると、自身が持つ財力の価値を考えるようになりました。
日本語学校でのボランティアや街の清掃といった経験を踏まえ、帰国後にはユニセフへの募金などの行為が習慣として増えつつあります。自身の物差しでしか計れない部分であり、フィルターを通して映った不足を補う行為ではあるものの、「他者への優しさ」が増したことはプラスと捉えています。
3. ミニマリスト化?
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「必要な物を調達し、不要になった物は捨てる」といった単純な作業を繰り返したことで、物に対する執着心は日に日に減っていきました。結果的に、10ヶ月の生活は全てに於ける簡素化に繋がりました。その背景としては、「断捨離」「シェアハウス」「食事」にあります。
3.1 断捨離
10ヶ月間で、愛用してしたCONSやDr.Martensといったシューズに始まり、何着の服をラビッシュビンに放り込んできたか分かりません。出国した時と比較すると、7kgくらい軽い荷物で帰国しました。
そもそも、オーストラリアに対する知識や事前計画の乏しさが招いた事態でした。気候面への配慮や生活スタイル及び都市変更など、前もってしっかりした戦略を練る必要性があったのではないかと当時は泣きそうになりながらadelaideを離れました。
移動した先の初夏のGold Coastでは、Tシャツ(白or黒 by Hanes)・ハーフパンツ(スカイブルーor黒 by patagonia)の毎日でした。
3.2 シェアハウス
2つのシェアハウスを経験し、どちらもオウンルームで生活してきた僕ですが、いわゆる海外ドラマで登場するような豪勢な内装ではなかったです。「ベット・机・タンス」という最低限の物しかなく、「何か欲しければ自分で調達して」というオーナーの一貫したスタイル。
ですが、基本的に勉強や就寝でしか部屋を使わなかったため、無問題でした。
3.3 食事
物価が高くとも仕事の時給も高いことから、オーストラリアは貯金にはうってつけという情報を度々耳にしますが、僕には無縁の世界でした。
出来るだけ支出を抑えた自炊=「パスタ」に行き着く人も多いですよね?例に漏れず、僕自身毎日のようにパスタを作っていました。しかし、本場イタリアの味を教えてくれたシェアメイト・Ricarrdoのお陰で、一度も飽きたことはなかったです。
日に日に簡素化していく僕の生活スタイルによって、ミニマリスト化していきました。
現在は、「ベット・机・クローゼット」と10ヶ月暮らしたオウンルームと変わらない様相のシンプルな1Kに住んでいます。
テレビが無ければ、ゲームだって持っていませんが、「物欲」が薄れたことで、頭の中にあった窮屈な固定概念から解放され、満足感ある生活を楽しんでいます。
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