5. 代表的な薬物事案
Pixabay
コカイン、ice、weed、mdma・・・違法薬物の蔓延が近年問題視されているオーストラリアにおいて上記の例はあくまで一例に過ぎず、薬物事案は沢山あります。
5.1 Barにて薬物混入
地ビールにワインとオーストラリアならではのお酒を楽しめるBarは危険でいっぱいかもしれません。ワーホリ・留学・観光問わず誰にとってもローカルと会話できる絶好のチャンスであることは間違いありません。
ですが、初めて出会った人間や知り合って間もない者にお酒を預けて席を離れることは絶対にやめましょう。何も知らずにトイレなどに行っている間に、睡眠薬や危険ドラッグを混入されるケースが頻繁に起きており、その被害者の大半は女性です。
飲み物は手放さず、飲みきってから席を離れるようにしましょう。
5.2 素足になることの弊害
どこまでも続く白い砂浜を無邪気に走り回ることの愉しさはこの上ないものですよね?
しかし、薬物吸引に使用する注射針がどこに落ちているか分からないのも事実で、知らず知らずのうちに体内に薬物が・・・なんてことも現実に起きています。
というよりも実際に注射針を見たからこそ言えます。
「上を向いて歩こう」というのも環境によっては考えものです。
5.3 緊急ダイヤル
オーストラリア緊急連絡番号=「000」
「Police」「Fire」「Ambulance」のいずれかを伝えた後に状況説明をしましょう。
尚、緊急性が伴わない身の回りのトラブルは居住エリアの警察署に連絡しましょう。
6. 実は変わりつつあるドラッグ事情
Pixabay
昨年9月にオーストラリアの首都キャンベラを抱える首都特別地域(ACT)にて、個人の嗜好用に限ってweedの使用が合法化がされる法案が可決され、今月31日より発効される予定となっています。これはオーストラリアの6州及び2特別地域の中での初めての決定です。
ACTの定める内容は、18歳以上を対象として最大50グラムまでの所持を認めると共に、1人あたり2株もしくは1世帯あたり4株までの栽培が許可するものです。
州・地域によって法律が異なり非犯罪化となる事案も多いこともあり、違法薬物の中で使用量最多であるweedを依然として非合法とする場所にも、もしかしたら今後動きがあるかもしれません。
参考 : Canberra becomes the first city in Australia to legalize marijuana – CNN
7. さいごに
僕が直面した事件や光景が全員に降りかかることはないでしょうし、過剰に心配する必要もないかもしれません。他の国と比較して治安が安定していることは間違い無いと思いますし、日本で生活する上でも起こりうることですから。
しかしながら、想定をしておくことは重要なことだと僕は考えます。
留学エージェントやインスタグラマーなどの上っ面な情報を鵜呑みにし、安全であると高を括ることは被害者・加害者になる可能性を高めます。
英語の拙い移民がターゲットにされ易いのは事実です。
思う存分楽しめる生活を送る為にも、「日本ではない」ことをいつも頭の片隅に!