How’s goin guys, It’s Koshin(@k__gx88)
ホストやアイドルなどを応援する推し活の為、消費者金融や奨学金などの借金返済の為、高級車やブランド品に身を包みたい等、様々な理由から人は「お金」を必要とする。
ここでは「夜の仕事に従事する女性」として、貧困に喘いでいる若者の実態に迫る。今回は、都内某所の広告代理店で 新入社員として働きながら、 2ヶ月くらい前からメンエス店で バイトを始めた川端のぞみさん (仮名・23歳)に話を聞いた。
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普通の学生
「これまでの人生は、凄く一般的な生活でした。東京の大学に通うために上京して、よくある普通の学生時代を過ごしてきたかな。奨学金を借りながらではあるんですけど、アルバイトで生活費を賄って懸命に生きてきましたね」
愛知県出身の彼女は、都内の広告代理店に勤める社会人1年目。ごく普通の学生生活を経て今年4月から働き始めた。しかし、まだ勤務して8カ月くらいという短さにもかかわらず、この先が不安でしょうがないと肩をすぼめた。
「地元から出たのが間違いだったかもしれない、と最近になって強く思うにようになりました。国立大学に行けるほど学力はなかったので初めから私立一本。愛知って南山大学が有名で、友達もたくさん行ってます。大阪・京都も近いので関関同立に行く友達も多かったです。でも、私は昔の雑誌やインディペンデント映画などが大好きで、東京の下北沢とか高円寺といったサブカルの聖地に対する憧れが強かった。何とか親を説得して東京への進学を決めたんです。」
2018年に大学に入学してから2年生の終わりまでは東京生活をエンジョイしていた。その全てが初めての光景。充実した生活を満喫するのに夢中で、親との連絡の頻度や帰省する機会も次第に少なくなっていったという。東京での生活で自分は変わったと勘違いした彼女は、しがらみの多い地元や関西に行った友人達と距離を置くようになった。
「典型的なカブレ人間でしたね。インスタに有名なカフェやショップを載せるだけ。特に中身もなく友達と会ってTikTokを撮る…でも、大学生なんてそういうもんじゃないですか(笑)マウントの取り合いが全てというか…」
必要最低限の生活
緊急事態宣言が発動してから生活は一変した。学校は閉鎖、バイト先の飲食店は休業。人との関わりが皆無になった。
「まず一番最初に、今まで無理してたんだなって自覚しましたね。その後に、家族や地元の友達を省みて後悔が襲ってきた。でも、今更どの面して帰れるんだろうって東京に残り続けました。昔から意固地なんですよ…」
そもそも親との仲が良好とは言えないのが問題の1つだと話す。
「両親の関係は冷え切っていて、私と弟が大学を卒業して独り立ちすれば離婚したいって聞かされました。今すぐ離婚というのは何かと都合が悪いとか。父は銀行員で母はパートです。昔は私の出来が悪いってことで喧嘩ばかりしていたと記憶してます。今は逆に会話が少なくなっていて、それを見るのが苦しくて…。いつから家族が壊れ始めたのかは覚えていません。授業がフルリモートになったのを契機に、一時的にアパートを解約して帰ってこいって言われました。でも、あの環境に戻るのが怖くて、家賃は自分で何とかすると言い張り帰らなかった。高校3年の弟には申し訳ない気持ちで一杯です。」
3年次の途中から奨学金を申請し、それを家賃と光熱費に充てた。また、アルバイトも休業要請が響かないスーパーとコンビニに変更し、掛け持ちしながら生き抜いた。友達と遊ぶことが減ったことで支出を抑えられたのも大きい。忘れかけていた映画や本に費やす時間も取れるようになり、少しずつだが人間味を取り戻し始めた。
「社会人になれば楽になると信じて耐えてきました。就活では映画やドラマといったエンタメに携わりたくて、広く関わりのある広告代理店しか受けませんでした。大手はダメでしたけど、大手から独立した人が立ち上げたという会社に拾って貰えた。2回目のワクチン接種の完了が浸透し始めた2021年の秋頃でした、入社祝いとして同期6人との台湾旅行をプレゼントしていただいたんです。また明るい未来を取り戻せると感じていましたね…」
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