How’s goin guys, it’s Koshin(@k__gx88)
「モノからコト」へと消費の傾向が変わり、昨今では「トキ・イミ」など新しい価値観が浸透し始めた。商品を購入することで得られてきた満足感はステレオタイプとなり、モノは所有ではなく利用になった。
「傘・充電器・車・動画配信・・・」などを定額制にすることで必要な時に必要な分だけ楽しめる時代。「取り敢えず登録だけでもしておこう」といった方も多いのでは?
今回は、そんなサブスクリプションに対して思考をストップさせる話を・・・
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サブスクの好悪
サブスクリプション=「サービスの定期課金制度」
当サービスの魅力は、モノを買い切りではなく一定期限に対してコストを支払うことで制限なくモノを使用できることにある。映画を例に挙げると、これまで作品を買う or 借りるだった市場が、Netflixにより月額料金を支払うことで凡ゆる作品(作品数は非公開)を楽しむことができるようになった。
数え切れない程の作品を、月額料金を支払うだけで楽しむことができる。いつ何時でもアプリさえ開いてしまえば、そこはもう見放題のレンタルビデオ屋になっている。コスパ思考型人間にとっては、これ程お得なサービスは存在しない。
だが、一度立ち止まってみて欲しい。
- 月額 × 12ヶ月分
- コストに見合うだけのリターン
- サブスクを楽しむ為の時間の確保
どのサービスを利用するにしても、上記3つの項目が話しかけてくる。費用対効果を考えてみると、案外買い切りでもよかったと思った経験はないだろうか。
人は何にお金を払うのか
月々ないし年に1度の決済により、サービスを利用し放題で楽しめるサブスク。当たり前だが、サービスを1回利用するに当たってコストの支払いが発生することはない。ここに定額サービスによるバイアスが発生し、僕らはサービスの価値を忘れがちになってしまうのではないか。
- お得感につられてしまう
- 見た目重視で実理性が伴わないモノに惹かれる
- 必要以上にサービスを利用しようとする
上記のような心理が働き、いつでも利用できることに対して安堵を覚える。さらに言えば、どのようなサービスであろうと企業側が提示する選択肢の中からモノをピックアップすることで、その枠組みの中でしか頭を使わなくなる危険性がある。腕時計やバックといったファッション分野のサブスクがこれに該当し、あれやこれやと悩むことは少なくなる。
これでは無難でつまらない道を歩くことになってしまうのでは?
「モノを所有しない」という価値観が伝播したからこそ、「価値あるモノを所有する」という選択肢が生まれた。否、体験やコトに関しても、受けて側に回るのではなく、その時分の心情を体現してくれる対象にコストをかけるべきなのではないか。
さいごに
モノを所有しなくとも生活に何ら支障が生じない時代に、モノを所有する意味は何なのか。皆が皆、同じようなサービスに触れ似通った喜びを共有する時代。僕らは何に価値を見出すべきなのだろう・・・
確固たる好きなモノだけを所有することの喜びを、僕は忘却するつもりはない。